CLARK THEATERとは

北海道大学内の施設であるクラーク会館の講堂を使用し、毎年秋に開催される学生や市民に開放した期間限定の映画館。作品選定から広報活動、当日の映写など、運営は全て学生で行っています。
シネマコンプレックスでは見ることの出来ない短編などの、上映機会が少ない作品をジャンルを問わず選定し、上映します。通常上映とは別に、監督をお呼びしてのワークショップやトークショー、専門家をお呼びしてのシンポジウムなど、映画を用いた様々な企画も行います。

実行委員長あいさつ

　北大映画館プロジェクトは今年で8年目を迎えました。企業の方々、地域の方々、大学関係者の方々、そしてＯＢＯＧ、多くの方々に支えられてここまで歩むことが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。「北海道大学に常設映画館を作りたい」たった一人の創設者の思いがここまでたくさんの方々につながって、 成長して来たことを思うと、これから先もしっかり成長していこうと思いが強まるばかりです。
　今年で8回目を迎えるCLARK THEATERのテーマは「After めぐり逢う、映画感。」です。映画を観た後の新しい価値観や、世界観の変化を大切にしてほしいという思いを込めてこのテーマにいたしました。昨年のテーマ「Routes」から自分たちの原点は何か、と振り返った時、それは普段足を踏み入れることのない大学という場所で、あまり親しみのない作品やジャンルと出逢うことではないかと気づきました。
しかしただ出逢っていただくだけではなく、映画を観た後の変化を大切にしていただきたいと思います。人によって積み重ねてきた経験は様々で、同じ映画を観た後でも人によって違う感想を抱くと思います。映画を観終わった後の余韻に浸りながら、自分の経験と作品との出逢いによって生まれた自分自身の変化は何だろうと思いを巡らせてみてください。
　北大映画館プロジェクトのAfterは「北海道大学に常設映画館を設立」することです。私たち自身の7年間という経験がCLARK THEATER 2013という出逢いを経て、また新しい経験へと生まれ変わり、次世代へとつながっていきます。
　今年もメンバー一同、皆様のお越しを心よりお待ちしています。

CLARK THEATER 2013 実行委員長
北海道大学2年
半澤麻衣