おすすめアニメーション

2010年10月25日 23:57

こんばんは!広報部・作品選定部の沼達です。

今回は個性豊かな海外アニメーション作品を集めた
短編アニメーション・プログラムの最後の2作品、
『鉛の兵隊』と『春のめざめ』の魅力をご紹介します^^

アンデルセンの童話をアニメ化した『鉛の兵隊』は、
鉛でできたおもちゃの兵隊とバレリーナの人形の切ない恋を描いた作品です。
この作品は20分ほどの短編で、ストーリーもごくシンプル。
シンプルだからこそ、映像やお話自体の美しさが際立っています。

もう一つ紹介したいのが『春のめざめ』という作品です。
この作品の最大の魅力は、映像の美しさにあると思います。
光や色がどんどん流れていく映像は、
まるで油彩画が動いているようで圧倒されます!
このような表現を生み出しているのは“ガラス絵手法”と呼ばれる技法です。
これは油絵の具の持つ乾きが遅いという特性を生かし、
ガラス板に油絵の具で絵を描きながら、
指先で絵に少しずつ変化を加えて動きをつけていくという技法です。
地道な作業の積み重ねが、圧倒的な映像美を生み出しているのです。

どちらもスクリーンではなかなか見ることのできない貴重な作品です!
ぜひCLARK THEATERでご覧ください♪