【作品紹介】 川の底からこんにちは

2014年10月2日 18:19

こんにちは
作品選定班1年の飯田美奈子です。

今日は、CLARK THEATER2014長編プログラムの一つである『川の底からこんにちは』についてご紹介します(^^)

監督は「舟を編む」などの石井裕也監督、主演はこの映画がきっかけで結婚されたという監督の奥さんの満島ひかりさんです。

上京して5年、「しょうがない」を口癖に妥協した日々を送るOLの佐和子は父が倒れたことをきっかけに実家のしじみ工場を継ぐように迫られます。
決心がつかない佐和子に対し、5人目の彼氏である健一は仕事を辞め、会社を継ぎたいと言います。
健一の連れ子の加代子も連れてしぶしぶ故郷へ帰るとそこには倒産寸前のしじみ工場…くせのある従業員のおばちゃんたち。
おまけに健一が浮気をしてしまう始末…

そんなどん底の状況で「しょせん中の下くらいの女なんだから頑張るしかないじゃん!!」と開き直って奮闘していく佐和子。見ていて元気をもらえました*\(^^)/*

笑えるシーンもあれば、ジーンとくるシーンもあり観終わったら私も頑張ろう!と思える映画です。

上映時間は
10月17日(金)19:00〜20:55
となっております。

金曜の夜、一緒に「川の底からこんにちは」を見て元気を貰っちゃいましょう!

皆様のお越しを心よりお待ちしております(。^^。)

[作品紹介] プチ・ニコラ

2014年10月1日 16:39

こんにちは、作品選定班2年の日野真理菜です。

本日私が皆さんにご紹介するのは、『プチ・ニコラ』という作品です。

主人公ニコラは少しわんぱくで、想像力が豊かな男の子。
仲間や家族に囲まれ、毎日楽しく過ごしていました。
しかしある時、ニコラは両親の会話からお母さんのおなかに赤ちゃんがいると勘違いしてしまいます。
ニコラは弟が生まれたら、自分は捨てられてしまうと思い込み、自分の楽しい生活を守るべく、仲間たちと様々な計画を企みます。
いったい、ニコラの楽しい生活はどうなってしまうのでしょうか?

なんと言っても見どころは、純粋な子どもたちが本当にかわいいという点です!
子どもたちの中には食いしん坊や勉強できる君など、様々なキャラクターがいて、
きっと1人1人のことが好きになるはずです。

また、フランス映画ということもあり、家具や街並み、子どもたちの洋服まで、とってもおしゃれです。

この映画の原作はフランスで50年間愛され続けている、国民的絵本で、
フランス版「ちびまる子ちゃん」という感じのものです。
映画もですが、絵本もとてもかわいらしい作品なので、ぜひ読んでみてください。

子どもはもちろん、大人の方も自分の子ども時代を思い出すことができると思うので、
ご家族全員で見ていただけたら、うれしいです。
思わず笑ってしまう場面もあるのでコメディー好きの人にもおすすめです。

上映時間は
10月17日(金)16:40~18:15
10月19日(日)9:20~10:55
と2回の上映になっています。

ぜひ、お越しください。

【作品紹介】フィツカラルド

2014年9月30日 17:22

こんにちは!
作品選定班4年の成田です。

本日は、CLARK THEATER 2014の上映作品である
『フィツカラルド』についてご紹介いたします!
私の大好きな映画なので、上映できることになってとてもうれしいです。

「フィツカラルド」、
まず耳慣れないこの単語は何かと言うと、映画の主人公の名前なんです。
ブライアン・スウィーニー・フィッツジェラルドはアイルランドからの移民で、
映画の舞台であるペルーでは、訛って“フィツカラルド”と呼ばれています。


©Werner Herzog Film

そんな『フィツカラルド』のあらすじ紹介です。

19世紀の南米・ペルー。
稀代のテナーであるエンリコ・カルーソーの歌声に感動したフィツカラルドは、
「自分の住む密林の奥地イキトスにも、オペラハウスを建てたい!」という壮大な夢を抱きます。
オペラハウス建設の資金繰りのためにゴム園を作ることにしたフィツカラルドですが、
彼のゴム園用地は激流に阻まれ船で直接行くことのできない上流にありました。
そこでフィツカラルドは、「隣接する川を遡り、蒸気船に山を越えさせ、ゴム園用地のある川に船を降ろす」という途方もない計画を思いつきます。

船に山を越えさせる!常軌を逸した計画ですよね。
しかし、フィツカラルドの執念はすさまじく、襲い掛かる困難を次々と撥ね除けていきます。
何があっても決して諦めようとしないフィツカラルド。
その姿には、人は夢に対してここまで純粋になれるのかという驚きを覚えます。

船が山を上るシーンは、模型を使った一部シーンを除き、
すべて重量320トンの本物の蒸気船を使って撮影しています。
ダイナマイトで山を削り、何百人もの先住民の協力を得て船が上るスロープを作る様子は、CG等の使用は一切なしです!すごいですよね。
カルーソーの歌声が響く中、巨大な船がゆっくりと山を上っていくシーンは、
まさに奇跡のような光景で、物言わぬ巨大な船には神々しさのようなものまで感じます。

密林の奥地での長期にわたる過酷なロケーション撮影には、降板者が続出。
撮影中には様々なトラブルが続き、完成には実に4年を要したといいます。
まさに「超大作」という言葉がふさわしい映画となっています。

最後にお気に入りのシーンを一つ。
トラブルが発生した時には、フィツカラルドは、
呑気なのか真剣なのか「こんなときこそオペラだ!」と蓄音機でレコードをかけます。
そんなフィツカラルドの姿には、状況は違えど共感を覚えます。
日常生活の中でも音楽が頼りになるときってありますよね。
密林の中で流れる歌声には不思議な響きがあって、音楽好きの方にもおすすめの映画です。

上映は全二回で、以下のようなスケジュールとなっております。
① 10月17日(金) 13:00~15:40
② 10月18日(土) 16:20~19:00

「はたしてフィツカラルドは、山を越えることができるのか?」
芸術の秋の週末は、映画の世界にどっぷりと浸かってみませんか?
みなさまのお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております。