「バーバー吉野」という理髪店

2011年10月20日 09:29

みなさん、こんにちは!
営業部・作品選定部の大川です。

私がみなさんにおすすめしたいのは・・・

11月4日(金)と5日(土)に上映する
バーバー吉野という作品です(*・ω・)ノ*・ω・)ノ*・ω・)ノ♪

キャッチコピーは
「その町の少年は皆、同じ髪型をしていた・・・」

どういうこと!?と思われたあなたはこちら↓(●´艸`)

劇中の町では古くからの伝統がずっと残っていて、
小学生の男の子はみんな、理髪店「バーバー吉野」で吉野ガリというおかっば頭にされるのです!
子供たちはそれを普通のことだと思って過ごしていたところ、
東京からおしゃれな髪型をした転校生の男の子が!
色めき立つ女の子たち! 俺もモテたい!と男の子たち!
転校生も吉野ガリにしようとする吉野のおばちゃん!

果たしてどうなることやら!!

といった内容です(*`д´)b

ただこの映画は子供たちの話だけではなく、古い伝統を守ってきた大人たちにも感じるところがあるはずです。
私としてはこの映画、CLARK THEATER2011のテーマである
「ジェネレーション-変わるもの?変わらないもの?-」にぴったりだと思います♪
それはこの映画を見ていただければよくお分かり頂けるでしょうっ!(*゜∀゜)*。_。)*゜∀゜)*。_。)

「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」などの荻上直子監督の世界をぜひ楽しんでください!

おすすめアニメーション

2010年10月25日 23:57

こんばんは!広報部・作品選定部の沼達です。

今回は個性豊かな海外アニメーション作品を集めた
短編アニメーション・プログラムの最後の2作品、
『鉛の兵隊』と『春のめざめ』の魅力をご紹介します^^

アンデルセンの童話をアニメ化した『鉛の兵隊』は、
鉛でできたおもちゃの兵隊とバレリーナの人形の切ない恋を描いた作品です。
この作品は20分ほどの短編で、ストーリーもごくシンプル。
シンプルだからこそ、映像やお話自体の美しさが際立っています。

もう一つ紹介したいのが『春のめざめ』という作品です。
この作品の最大の魅力は、映像の美しさにあると思います。
光や色がどんどん流れていく映像は、
まるで油彩画が動いているようで圧倒されます!
このような表現を生み出しているのは“ガラス絵手法”と呼ばれる技法です。
これは油絵の具の持つ乾きが遅いという特性を生かし、
ガラス板に油絵の具で絵を描きながら、
指先で絵に少しずつ変化を加えて動きをつけていくという技法です。
地道な作業の積み重ねが、圧倒的な映像美を生み出しているのです。

どちらもスクリーンではなかなか見ることのできない貴重な作品です!
ぜひCLARK THEATERでご覧ください♪

「Elephant」の魅力!

2010年10月24日 11:48

どうもこんにちは、営業部・作品選定部の濱口です。
今回は作品選定部として語らせていただきますよ。

11月1日(月)から3日間にわたって上映する「Elephant」。
観たことがある!という方も多いかと思いますが、
私が初めて観たのは大学1年の冬。
ともよ(マクラレンぶろぐ執筆者)に勧められたのがきっかけでした。

とにかく観ていて切ない、苦しい、痛い。
少年たちが、どこにもぶつけられない心の痛みを
暴力へと変えてしまった結果起きた、銃乱射事件。

無駄な描写は一切ありません。
ただ淡々と、時間の経過を時に交差させながらあの事件を描いているのです。
BGMもほとんど使われず、だからこそ、誰もが知っている
「エリーゼのために」の純粋な美しさが際立ちます。
余談ですが、私はクラシックをBGMに使用している映画が
どうやら好きなようです。
他にも結構ありますよね、そういう映画。

さて、今年のクラークシアターのコンセプトであります
「ボーダーを越えて。」
子どもと大人の境目を漂う彼らの葛藤を、
ぜひ、多くの方に観ていただきたいです。
ちなみに、登場する子たちの役名は、
そのまま役者さんの本名を使用しているんですよ。
だからよりリアルなんですね。まめ知識でした。
では長くなってしまったのでこの辺で!
また本番中のブログに登場しまーす。