クロージング!

2011年10月25日 22:37

はじめまして!
広報部・企画班1年の福田千晶です。
企画班ではクロージングを担当させてもらってます!

クロージングとは…
CLARK THEATER 2011最後のプログラム!しかも無料!これは来るしかないですね!

さて、クロージングの見どころはなんといっても『大地』の上映です!

DVD発売元:アイ・ヴィー・シー
『大地』とは…
1930年、ソ連の作品。
「ソビエト映画三大巨匠のひとり、アレクサンドル・ドヴジェンコ監督の代表作。
1929年、穀倉地帯として名高いウクライナに農業集団化の新しい波が押し寄せる。
トラクターを使った新しい農作業は、一部の富農が支配していた農村に波紋を呼ぶことになり…。」
(「キネマ旬報社」データベースより)
監督:アレクサンドル・ドヴジェンコ
出演:セミョン・スワシェンコ、ユーリヤ・ソーンツェワ、スチェパン・シュクラート

と、ここで『大地』について調べていると監督のアレクサンドル・ドヴジェンコ
と出演のユーリヤ・ソーンツェワは夫婦だったことが判明!
結婚してからは共同監督もしていたようです。
ドヴジェンコもソ連映画三大巨匠と称されるほどすばらしい監督ですが、奥さん
のソーンツェワもスターリン国家賞を受賞、第14回カンヌ国際映画祭で監督賞と
技術大賞特別賞受賞を受賞、第28回カンヌ国際映画祭の審査員に就任などすばらしい経歴を持っています。
にしてもすごい夫婦ですね…!

この『大地』という作品は1958年ブリュッセル万博映画祭「映画史上のベストテン」10位という記録も持っています。

モノクロ・無声映画作品なのですが、とにかく自然の風景などの映像が美しい!
とても迫力のある作品です。

実は、クロージングでのモノクロ・無声映画上映は毎年恒例なんです!
CLARK THEATER 2011のテーマ「ジェネレーション」ともつながりますね!(無理矢理すぎますか…?)
ということで、今年も昔の映画の良さを改めて感じていただければ幸いです。

また、クロージングでは他にも今年のテーマ「ジェネレーション」にかけた映画館プロジェクト作成の動画を流したり、委員長が今回の締めくくりのあいさつをしたり、ささやかですが来場してくださったお客様への感謝のサプライズ(?)的なこともみんなでしようと思っているので、乞うご期待です!

最後にもう一度書きますが、クロージングは無料です!タダです!
おひとりでいらっしゃるもよし、お友達と一緒にいらっしゃるもよしです!
ちなみにクロージングの日時は11/6(日)19:20~21:00となっています!
クラークシアターで映画を観れる今年最後の機会、クロージングに是非ともお越しくださいませ!
あ、でも他のプログラムも目移りしてしまうくらい多種多様に魅力的なものばかりですよ!

CLARK THEATER 2011が皆様の心に残ることができたら嬉しいです。
ご来場を心からお待ちしております(*´∀`*)!

オープニング!

2011年10月24日 22:08

こんにちは!
企画班1年渡邉です。
さてさて、今回は僕が担当しているオープニング企画を紹介したいと思います。

今年のオープニングの企画タイトルは
「学生映画上映会~次世代を担う学生の実力~」
です!

今年のオープニングは、タイトルにもあるように、なんとすべて学生が作った作品なんですよ!!

早速ですが、ラインナップです。

①東京藝術大学さんの3作品(アニメーション)
「BONNIE」監督:岡本将徳
「Flowers」監督:モリシタトヨミ
「人の島」監督・制作者:ALIMO
②専門学校札幌ビジュアルアーツさんの作品
「ワタシが私になる日」監督:矢野健介 出演:山本里奈 笹原菜月
③舞台挨拶
④第64回カンヌ国際映画祭正式出品
「ふたつのウーテル」監督:田崎恵美 出演:水口早香、澤田栄一

東京藝術大学さんの3作品は、どれも個性あふれるもので、見終わった後にもう一度見たいと思える作品ばかりです!プログラムにある「東京藝大アニメーション」とは別の作品となっています。ぜひ両方ともご覧ください!

専門学校札幌ビジュアルアーツさんの「ワタシが私になる日」は、札幌在住学生の手で作られた作品です。この作品からは作者の思いが、とても強く伝わってきます!他者との共存の為、自分に嘘をついてきた少女の葛藤と成長を描いた作品です。主人公の少女と自分を照らし合わせながら、ぜひご覧ください!

舞台挨拶では、いま紹介した作品の製作者の皆さんの貴重なお話が生で聞けます。
また、これから紹介する「ふたつのウーテル」の監督の田崎恵美監督のビデオレターもあります!

最後に紹介するのは田崎恵美監督の「ふたつのウーテル」です。
この作品、なんと『第64回カンヌ国際映画祭正式出品』です!
内容は、ばったり出くわした異母姉弟の曖昧で気まずい小さな旅をする話です。
素晴らしい作品で、とても学生が作ったとは思えないほどです!

簡単にではありましたが、これで紹介を終わらせていただきたいと思います。

オープニングは11月2日、18:00開場、18:30開演です!
料金は、これだけ充実の内容でなんと無料!!

皆さん、ぜひお友達や家族を連れてお越しください!

恋するトマトの魅力

2011年10月23日 13:13

みなさんこんにちは。作品選定部&営業部&企画班の鈴木です。
本日は35mmフィルム「恋するトマト」について紹介したいと思います。

簡単なあらすじは前にブログで紹介したので省略させてもらいます。
この「恋するトマト」の本質的テーマは日本が抱える農業問題についてですが、物語はラブストーリーを軸として展開されていきます。
そもそもこの作品は大地康雄さんが後継者不足などによって危機をむかえている日本の農村の現状を憂い、
映画を見る人たちに日本の農家の実態を伝えるべく小檜山博さんに原作を頼み、自ら脚本を書き起こし、製作の指揮も自ら執った作品です。
この作品をみたら大地さんの作品に対する情熱がひしひしと伝わってきます。
何よりもこの作品は「映画は娯楽」という考えに基づいて作られているので、大きな社会問題がテーマとなっているにもかかわらずエンターテイメントとしての側面をもっていることが魅力だと思います。
本当にこの「恋するトマト」は見る人によって多くの色彩をみせる映画となってますので多くの人にぜひ見てもらえたらなと思います。

では会場でお待ちしております。