[作品紹介] ディスタンス

2016年11月6日 17:36

こんにちは。みなさんに本日ご紹介する映画は「オーバーフェンス」などに出演されている北海道出身の女優である岡本まなさんが自身の家族について撮った初の監督作品である映画「ディスタンス」です。

日時 1126日(土)16051725

場所 北海道大学クラーク会館講堂

「ディスタンス」

あらすじ

北海道でばらばらに暮らす家族の姿を監督自ら記録したセルフ・ドキュメンタリー。自分から一番近い場所にいたはずの人たちは、幸福に思えた時間との距離をどう考えているのだろう。本作は監督にとっての、一番愛しいはずなのに一番素直に向き合えずにいた人たちとの対話でもある。

こちらの映画は、山形国際ドキュメンタリー映画際アジア千波万波部門に選出され高い評価を受け、また劇中には監督の友人であるバンド、ceroや、敬愛するシンガー・ソングライター、ランタンパレードの楽曲が印象的に流れるのも本作品の魅力の1つです。

「オーバーフェンス」の山下敦弘監督、「THE COCKPIT」の三宅唱監督、「山田孝之の東京都北区赤羽」の松江哲明監督、などドキュメンタリー作品を撮られている監督さんたちから絶賛されていたり、ホームページには俳優の太賀さんや監督の友人であるミュージシャンのceroの高城晶平さん、柴田聡子さん、王舟さん、シャムキャッツの夏目知幸さんなどからの言葉からも映画そのもの以外に岡本まな監督の人柄がすごく伝わってきます。

映画ファンのみならず、音楽が好きな方にもおすすめしたい作品です。セルフドキュメンタリーというあまりたくさんは見ることのできないジャンルの映画なのでぜひこの機会にご覧いただきたいです!

北海道での上映は今回限りとなっている作品なので貴重な機会を逃さないようにご来場お待ちしております!


[作品紹介] パプリカ

2016年11月3日 11:46

こんにちは!企画選定部の髙橋です。

本日ご紹介するのはクラークシアター2016のオープニングを飾る「パプリカ」という作品です。

千葉敦子は、他人の夢を共有できる画期的な装置”DCミニを用いてサイコセラピスト「パプリカ」として非公式に活動していた。そんなある日、何者かによって”DCミニが盗まれた。それを機に”DCミニの開発を行っていた研究員たちは次々と奇怪な夢を見て、精神を冒されていく。狂ったイメージの夢の中では、原因解明と事態の解決に乗り出したパプリカたちをおぞましい罠が待ち受けていた。

筒井康隆の同名作品を、「PERFECT BLUE」などで有名なアニメ監督、今敏が映画化したもので、今年度最大級のヒットをたたき出した「君の名は。」でも作画監督を担当した安藤雅司がキャラクターデザインを行っているなど、日本を代表するスタッフが集結して作られています。今作品は日本でも話題になったハリウッド映画「インセプション」のクリストファーノーラン監督も、影響を受けた作品の一つとして名前を挙げています。

この作品の魅力はなんといっても、夢の中を変幻自在、自由自在に動き回るパプリカの姿です。あるときには孫悟空の格好をしていると思えば、次のカットでは妖精の姿で空を飛び回っています。このような自由な映像は、実写では決して見ることができないアニメーションならではの表現だと思います。

人間の深層心理を表す「夢」という一見難しそうな題材ですが、純然たるエンターテインメントとして老若男女を問わず楽しめる作品です。夢と現が入り混じり合う不思議な体験を是非大画面でお楽しみください。この作品が皆様にとっての一降りのスパイスとなりますように。

上映は1126()13501530の予定です。この上映のみ限定300席となっております故、お早めにいらしてください。当日会場でお待ちしております。

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