こんにちは!北大映画館プロジェクト3年の村岡愛子です。
2006年、「北大に映画館を作ろう!」と始まった、期間限定北大映画館「CLARK THEATER」は今年で10周年を迎えます。CLARK THEATER 10周年を記念して、過去9年間に来場していただいたゲストの方々からメッセージをいただきました!!とっても豪華です…!(*^^*)
「映画館の魅力」というテーマで、それぞれが思う映画館で映画を観る魅力や想い、そしてCLARK THEATERに来場していただいた際の思い出などを教えていただきました!このメッセージを読んで、CLARK THEATERの軌跡を振り返るとともに、「映画館へ足を運びたい」そう感じでいただければ嬉しいです。
第1弾は、CLARK THEATER 2010来場ゲストの龍村仁さん、CLARK THEATER 2011来場ゲストの新海誠さん、伊藤耕一郎さんです!!
○龍村仁
CLARK THEATER 2010『地球交響曲第七番』&『森と水の庭・ウトナイ』上映会 ~Think GAIA Act UTONAI~ 来場ゲスト(地球交響曲第七番 監督)
私は、映画とは「監督が特殊なメッセージをその映画に込め、スクリーンを通して一方通行的に観客に届けるもの」とは思っていない。映画とは、スクリーンに投影される光と音と観客との間で双方向のクリエーションがその時に生れ、その場で消えてゆくものだ、と思っている。すなわち、その場で観客のひとりひとりが「クリエータ―」となってゆく時、映画が生れるのだ。となると北大キャンパスのクラーク劇場は、理想的な映画館だ。北大の学生はもちろんの事、キャンパスの中を歩いてくる外部の人々が、そのプロセスで感じる“気”みたいなものも、その日生れる「映画」の創造に深く関わってくると思うからだ。
ドキュメンタリー映画「地球交響曲」監督。2015年、最新作「第八番」完成、全国で上映中。地球交響曲ホームページ http://gaiasymphony.com/
○新海誠
CLARK THEATER 2011 星を追う子ども特別上映☆新海誠監督スペシャルトークショー 来場ゲスト(星を追う子ども 監督)
僕にとって映画館の魅力は、暗闇の中で2時間拘束してくれること。その時間は誰とも喋らなくていいし、スマフォも見なくてすむ。1人にもなれるし、見知らぬ観客と体験を共有することも出来るし、映画の世界に浸りきることも出来る。とても自由な時間だと思う。クラークシアターもとても素敵な場所だった。重厚で歴史があって、学生さんたちが活き活きと駆け回っていて。僕が2011年にトークショーをさせていただいた時は、持っていった機材のトラブルで映像がスクリーンに映せなくなってしまったのだけど、それでも学生さんたちが応援してくれて結果的にとても楽しいトークショーになったのを覚えている。ありがとうございました!
○伊藤耕一郎
CLARK THEATER 2011 星を追う子ども特別上映☆新海誠監督スペシャルトークショー 来場ゲスト(星を追う子ども プロデューサー)
CLARK THEATER10周年おめでとうございます。映画は普段の自分を別世界へと連れて行ってくれる。映画館のゆったりとシートに身を任せ、別世界と誘われる体験は私にとっての至福の時間です。北大の門をくぐり、太い街路樹の道を進んだ先にあるクラークシアターは、別世界への入り口にはもってこいの趣でした。
若い世代に向けて、「映画館の魅力」を素敵なメッセージで教えていただきました。とっても感激です。そして何年経ってもCLARK THEATERがゲストの方の心に残っていること、大変嬉しく思います!
メッセージは、まだまだいただいています。第2弾もお楽しみに~!!