こんにちは!北大映画館プロジェクト3年の村岡愛子です。
今日は私から、CLARK THEATER 2015で上映する
「Best of チェコアニメ映画祭プログラム」をご紹介します!
日時:11月22日(日)10:00~11:30
11月23日(月)12:15~13:45
場所:北海道大学クラーク会館1階講堂(札幌市北区北8条西8丁目)
このプログラムは、東欧チェコの芸術性の高い名作アニメーションを上映する映画祭「Best of チェコアニメ映画祭」で上映され、その中でも名作と名高い作品を集めたプログラムです!
チェコアニメは東のディズニーとも呼ばれ、その独自の芸術性や詩的な映像はチェコの人々からはもちろん世界各地から愛されてきました。
そんなチェコアニメですが、日本で観ることができる機会はまだまだ多くありません。
今回CLARK THEATER 2015では、北海道・札幌の方に、もっともっとチェコアニメを知り、その魅力を楽しんでほしい!そんな気持ちを込めて、「Best of チェコアニメ映画祭プログラム」をご用意します!北海道初上映です。
では作品それぞれを紹介します~(^^♪
①動物たちと山賊
監督・美術 イジー・トルンカ 8分/1946年
森の夜明けに山賊と動物たちがやってきます。彼らが、遭遇すると…。チェコアニメの持つ詩的な表現、ワクワクする爽快感にほっこり気持ちが微笑ましくなります。この作品は、カンヌでディズニーを破り、グランプリを受賞。チェコアニメ全盛期の幕開けとなった作品です。ぜひみなさんも森の夜明けを覗いてください。
②飲みすぎた一杯
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ 18分/1953年
ポヤルの名を世界に轟かせ、世界中のクリエイターが大絶賛したポヤルの代表作です。
人形アニメだからこそ魅せられるスピード感と疾走感。そして、人間の感情をこれだけ見事に情景描写しているアニメは他にありません。人間の持つ幸福感と破滅がこの作品の中にあります。
③もぐらくんとズボン
監督・美術 ズデニェック・ミレル 13分/1957年
チェコの代名詞、「もぐらのクルテク」の記念すべきシリーズ第1作目の作品です。もぐらのクルテクのために個性的な仲間たちがズボン作りに協力します。友情、仲間、といった言葉が優しく胸に染み入ります。なぜチェコがクルテクを愛するのか?この作品に答えがあります。
④ベツレヘムのほし
監督 ヘルミーナ・ティルロヴァー 美術 ルドゥヴィーク・カドレチェク 11分/1969年
生涯をかけて、女の子のために作ったティルロヴァーのアニメ。登場するのは、毛糸などの手芸の材料ばかり。その世界観は、女性なら誰もが小さいころに憧れたおとぎ話の世界です。
⑤郵便屋さんの話
監督 エドゥアルト・ホフマン 美術 ヨゼフ・チャペック 22分/1964年
20世紀を代表するチェコの作家チャペック兄弟の代表作です。チャペック兄弟は第2次世界大戦が終わる前に亡くなりました。戦争中に創作活動を続けていた彼らが描き残したものは、のんびりとした素朴で平和なお話です。
⑥手
監督・美術 イジー・トルンカ 18分/1965年
巨匠イジー・トルンカの遺作。絶叫も泣き叫ぶこともない沈黙の遺作の恐怖があります。
死を間近にしたトルンカが伝えたかったものとは?
以上個性豊かな6作品がそろっています。小さい子どもから大人まで楽しめる作品となっていると思います。
たくさんの方々のお越しをお待ちしています!