SAPPORO SHORT FEST presents 国内外短編映画
こんにちは、企画選定部長渡邉です。
今日は毎年恒例「SAPPORO SHORT FEST presents 国内外短編映画プログラム」の紹介です!
まず今年のCLARK THEATERでの上映作品です。
今年は、
現実じゃない!
ヒットマン・トレーニング
冬の断片
バスチケット
干し柿
の5作品です!
今年もSSFは大盛況でしたが、この5つの作品を見た人もたくさんいらっしゃるでしょう。
ではでは早速ですが各作品の紹介です。
(1)現実じゃない!
この作品はイギリスのゲジェリ・ウッチ監督のアニメーション作品です。
あらすじは、
少年は、デジタルの空想世界に癒しを求めていた。そして、ヒマラヤへ空想の旅に出る。頂上についたと思った時に、彼は気づく。そして大きな決断をする。
というものです。
あらすじからもわかるように少年はヒマラヤへ空想ではありますが旅に出ます。そのシーンの迫力はばっちりです!また、最後の少年の決断にも注目ですね!
独特な絵柄も楽しめると思います。
(2)ヒットマン・トレーニング
この作品はフランスのギアム・デ・ジネステル監督の作品です。
あらすじは、
世界中が不況の波にのまれているこの時代。仕事を失ったジャンは、殺し屋の通信教育を受ける。最終課題はチンピラのボスを殺すこと。いつでも、電話で相談できます。
というものです。
殺し屋と聞いて、重い作品のイメージを持った人もいるかもしれませんが、実はこの作品コメディタッチです!迷ったらすぐに電話で相談するシーンは繰り返されていくことでじわじわと笑いがこみあげてきます。
ジャンは殺し屋の通信教育の最終課題を無事達成し殺し屋となれたのか?その結果はぜひ劇場で!
(3)冬の断片
この作品はマレーシアのエドモンド・ヨウ監督の作品です。
あらすじは、
消えゆく命を感じる女性。買い物に行く少年。昔の恋人の葬儀に出席する男性。少女は、日常のささやかなことに感謝を覚える。過去と現在、思い出と生活が交錯し、幻想的に語りかける映画詩。
というものです。
この作品の注目すべき点は、何といっても映像美!この作品の農村部の美しい雪原風景には心を打たれました。
(4)バスチケット
この作品はオーストリアのマイケル・リットマンズバーグ監督の作品です。
あらすじは
バスを待っていると、警察に職務質問をされた父親。それを不思議そうに見つめる息子。父親には理由が分からなかった。バスに乗った親子には、不可解な出来事が待ち受けていた。「そうか、あの警察は…」
というものです。
静かに進んでいく印象があるのに、心に強く残っている作品です。その原因はやはり、音声と映像の差でしょうか。比較的、静かなのに対し、映像では予想していなかった展開になっている。そのギャップがとても心に残ってます。
(5)干し柿
この作品はディーン・ヤマダ監督の作品です。
あらすじは
訪問介護員の有馬保は、近所の子供から渋柿をもらう。担当している寝たきりの長谷川が何も食べず、介護食の研究ばかりしていた保は、気晴らしに渋柿を干してみる。
4週間経ってもシワひとつ無く、干し柿にならない柿、まるで自然に逆らっているようだ。
そんなある日、長谷川が意識を失う。それを聞いた保の行動とは?そして何故、渋柿は干し柿にならないのか?
というものです。
5作品中、唯一の日本の作品です。タイトルにもなっているように干し柿をうまく象徴的に扱っていて、見ごたえのある作品です!
というわけで5作品の紹介が終わったわけですが上映日は
10月25日(木)、16:00~
10月27日(土)、11:30~
10月28日(日)、17:30~
となっています!
SSFで見てもう一回見たい人も、見逃しちゃったという人もぜひぜひお越しください!
それでは当日、会場でお待ちしています。