こんばんは、先日も登場しました西本です。
最近は、北大に銀杏並木を見に来る観光客が多いですね。私は銀杏並木を見るのは今年で3年目になりますが、まだまだ飽きません。毎年楽しみにしています。
さて、どうでもいい話は置いておいて、
今日は、短編映画の魅力をお伝えしにやってきました。
CLARK THEATER2011では、
今年の札幌ショートフェストで上映された学生映画の中から厳選された9作品を特別に上映します。
日本だけでなく、フランスやチェコ、韓国など様々な国の学生によるショートムービーが楽しめます。
今日は、そのなかでも個人的にオススメの4本をご紹介!
・Look before…(チェコ/8min)
高層ビルの上から、今にも飛び降り自殺をしようとする男性。
彼は、向かい側のビルに思い詰めた顔をした女性が立っていることを発見します。
すごい状況設定に思わず笑っちゃいます。このあと、どうなるの!??って感じです。
あまり色々言うとネタバレになるので、これ以上は言いません!
・ジョセフィーヌという名の女の子(フランス/22min)
「私は、匂いを嗅いで物事を判断する。」というジョセフィーヌ。
ジョセフィーヌという名前は、1920年代に、パリで一躍スターになった黒人歌手ジョセフィーヌ・ベイカーにちなんで名付けられたんだとか。でも本人はダンスには興味無し。
彼女は、少しというか、かなり変わっている。でも本人は「平凡な人生」と言う。
彼女の言動は、大半がぶっ飛びすぎていて理解しがたいけれど、時に私たちに共感を呼び起こさせる。
強がって「死んでも結婚しない!」と言ってしまったり、妹が自分より可愛かったり・・・
ああ、なんかそういう状況、ある、ある。って思ってしまう人は多いと思う。
自分に自信のない女の子に、ちょっとだけ元気を与えてくれる映画です。
・ブロークン・ナイト(韓国/22min)
今年の札幌ショートフェストで作品部門のグランプリを受賞しています。
物語の主人公は、偽装事故で金を稼ぐおじさん。しかし、逆に彼は当たり屋カップルに狙われターゲットにされてしまうのです。
ここから、おじさんの転落劇が始まります。
最後まで飽きさせない展開で、終止ドキドキしまくりです・・・。
おじさん、今日もいつもと同じ夜が更けるだけだと思ってたんだろうになぁ・・・。
ここ最近、いちばん面白かった短編。たった22分で、こんなにも物語に引き込まれるなんて。。すごい!
・rain town(日本/石田祐康/9min55sec)
石田祐康監督の京都精華大学卒業制作として作られたアニメーション。
石田監督の「フミコの告白」は、NHKの番組「デジタル・スタジアム」で「時をかける少女」などで有名な細田守監督に紹介されていたようです。(凄い!)
一年中雨が降る町に、ある少女が迷い込んでしまうという物語が、静かなピアノ演奏にのせて描かれています。
この作品は、子供の頃の気持ちに戻ったような、なんだか懐かしい気分にさせてくれます。
心地よい余韻のある作品だったので、プログラムの一番最後に持ってきました。
(余談ですが、一年中雨が降る町というと、昔読んだ松本零士「銀河鉄道999」の一年中嵐が吹く惑星を思い出しました。)
短編映画は、独特の中毒性がありますよね。長編映画にはない展開の仕方などにハマってしまうと抜け出せません。
しかも、今回集めた8作品は全て学生の手によるものばかりです。
自分と同じ身分の人たちが、ここまで人を楽しませることができるなんて、信じられません。
また、作品提供にご協力下さったSAPPOROショートフェストさん、本当にありがとうございました。
クラークシアターまであと3日!いよいよ本番がすぐそこまで迫ってきました!
会場でお会い出来るのをスタッフ一同楽しみにしています☆