[作品紹介] パプリカ

2016年11月3日 11:46

こんにちは!企画選定部の髙橋です。

本日ご紹介するのはクラークシアター2016のオープニングを飾る「パプリカ」という作品です。

千葉敦子は、他人の夢を共有できる画期的な装置”DCミニを用いてサイコセラピスト「パプリカ」として非公式に活動していた。そんなある日、何者かによって”DCミニが盗まれた。それを機に”DCミニの開発を行っていた研究員たちは次々と奇怪な夢を見て、精神を冒されていく。狂ったイメージの夢の中では、原因解明と事態の解決に乗り出したパプリカたちをおぞましい罠が待ち受けていた。

筒井康隆の同名作品を、「PERFECT BLUE」などで有名なアニメ監督、今敏が映画化したもので、今年度最大級のヒットをたたき出した「君の名は。」でも作画監督を担当した安藤雅司がキャラクターデザインを行っているなど、日本を代表するスタッフが集結して作られています。今作品は日本でも話題になったハリウッド映画「インセプション」のクリストファーノーラン監督も、影響を受けた作品の一つとして名前を挙げています。

この作品の魅力はなんといっても、夢の中を変幻自在、自由自在に動き回るパプリカの姿です。あるときには孫悟空の格好をしていると思えば、次のカットでは妖精の姿で空を飛び回っています。このような自由な映像は、実写では決して見ることができないアニメーションならではの表現だと思います。

人間の深層心理を表す「夢」という一見難しそうな題材ですが、純然たるエンターテインメントとして老若男女を問わず楽しめる作品です。夢と現が入り混じり合う不思議な体験を是非大画面でお楽しみください。この作品が皆様にとっての一降りのスパイスとなりますように。

上映は1126()13501530の予定です。この上映のみ限定300席となっております故、お早めにいらしてください。当日会場でお待ちしております。

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