じんじん

2013年5月18日 22:35

こんばんは、広報部の古賀です。

本日5月18日、北大映画館プロジェクトのメンバーで映画「じんじん」を鑑賞してきました。

この映画は、「絵本の里」である北海道上川郡剣淵町を舞台に、幼馴染の仕事を手伝いに来た大道芸人と農業体験に訪れた女子高生4人、そして町民たちが織り成す心温まるお話……なのですが。そんな一言じゃ伝えきれないほど色々なものが詰まった映画でした。

まず言わせてください。とっても感動しました。
人々の笑顔に親子の絆。最良の「幸せ」とは何なのか、正しい選択とは何なのか。大人が子どもに伝えるべきことは何なのか。
主演の大地康雄さん演じる大道芸人・立石銀三郎のコミカルな台詞や動きにクスッときたり、また真実が明らかになるにつれ、登場人物たちの葛藤や後悔、秘められた想いなどにじんと心を打たれ、思わず涙ぐんだりしてしまいました。
そして「絵本」。これがすべてを繋ぎ、ラストへと導きます。

本作は舞台が北海道の農業が盛んな町ということで、のどかな自然やちょっとリアルな農家の一面が見られます。私自身地元が田舎なので、作中の風景や蛙の鳴き声など、ふと地元を思い出して里帰りしたくなったりしました。
都会に疲れたなぁと思っている方も、田舎から都会に出たい!と思っている方も、出演している役者さんが好き!という方も、それらに全く当てはまらないよという方もみなさん是非観てください。老若男女問わず笑って泣いて、じんわりと温かい心を胸に、大切な思い出へと思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

舞台挨拶も観てきました!一番後ろの席だったので表情までは分からなかったのが残念ですが……。監督さんと役者さんの作品に対する思い、撮影やオーディションの裏話など、普通ではあまり聞くことができないお話、たくさん聞いちゃいました。北海道で生まれた映画ならではだと思いました。

映画「じんじん」は道内の映画館で上映中です。全国でも順次公開予定だそうです。この機会に是非!物販では作中に登場する絵本も買うことができますよ。